支えあいながら。

簡単にできてしまうと物足りなくて、
少し難しいことは、不思議と
どんどん楽しくなるのです。
仕事と勉強の両立は大変ですが
仲間と先生が支えてくれます。
乗り越えた先にいるのは
自信に満ちあふれたわたしです。

理学療法学科夜間部の画像
学科名 理学療法学科
区分 夜間部
修業年限 3年
定員 40名
取得可能な資格 理学療法士国家試験受験資格
付与される称号 専門士(2021年度申請)

理学療法学科(夜間部)の特徴

仕事をしながら最短で理学療法士に

理学療法士養成課程として夜間部を開校しているのは、熊本県内では当学院だけです。2019年度入学生からは、3年課程に変更、昼間部4年課程との差別化を図りました。
夜間部最大のメリットは、夜は学生として講義や実技演習に臨みますが、昼間はリハビリ助手などをしながら実務経験を積むことができるということです。実際に患者さんと接して出てきた疑問が夜の講義で解決したり、講義で学んだ症例を勤務先の現場で目の当たりにして理解度が深まったり…実践と理論のフィードバック効果は絶大です。この昼と夜との相乗効果により、就職した際には即戦力として十分な活躍ができる環境がここにはあります。経済的な理由で進学を諦めている方、現在アルバイトをしながら自分の道を模索している方、大学卒業後さらに資格取得を考えている方、高密度の3年間で国家資格を手にしてみませんか!

理学療法士夜間部の説明画像

1年生時間割(2023年度実績)

下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

前期
1限目
(17:00~18:30)
生命倫理学 保健医療
福祉制度論
総合英語 リハビリテー
ション概論
神経系
解剖生理学I
2限目
(18:40~20:10)
研究法概論 人間関係学 運動機能学Ⅰ 理学療法学
概論
臓器血管系
解剖生理学I
3限目
(20:20~21:50)
動作分析学 神経系
解剖生理学III
情報処理学 臓器血管系
解剖生理学II
後期
1限目
(17:00~18:30)
運動機能学III 臓器血管系
解剖生理学III
栄養学/
予防・救急医学
臨床心理学 精神医学
2限目
(18:40~20:10)
運動機能学II 理学療法
評価学I
体表解剖学
実習
コミュニケー
ション論
神経系
解剖生理学II
3限目
(20:20~21:50)
内科学 人間発達学 機能障害学 運動療法学
総論

在学生にインタビュー

久永友の画像

理学療法学科 夜間部 在学生

久永 友

学 歴:栃木県立宇都宮女子高校卒業

夜間部に入ったきっかけは?

前職を辞めた際、自分に武器がないと思い立ち国家資格を取りたいと決心しました。人を助ける仕事に関わりたい、でも仕事をしながら学費を稼いで学校に通うのか…と考えた末、夜間部なら昼間働けるし学校にも行けると思い入学を希望しました。

仕事と勉強の両立は大変?

最初はすごく辛かったのですが、強制的に生活にメリハリがつくので良いことでもあります。仕事は週3日が6時から14時まで、週1日が9時から13時までの勤務です。学校が終わって帰宅するのは23時頃になるので慣れるまで大変でした。仕事がない日は9時頃起きて準備をし、授業に向けてゆっくり復習をするので、そこまで大変ではありません。

夜間部入学を考えている方へ

夜間部は社会人経験者が多く、自分で学費を払う人がほとんどです。みんなでワイワイ楽しく過ごす場ではありません。学生という名前の職業訓練生のようなものです。自分から学び、授業についていく意識がなければ簡単に置いていかれますが、私は入学して良かったと思っています。主体的に考え、学び、身に付ける覚悟がある方は入学を検討してみてはいかがでしょうか。

東田蒼汰の画像

理学療法学科 夜間部 在学生

東田 蒼汰

学 歴:熊本農業高校卒業

夜間部に入ったきっかけは?

昼間働きながら資格取得に向け勉強できること、そして3年課程で資格が取れることに強く惹かれたからです。一度大学を卒業してからの入学だったため、両親や家族への負担を減らすために働きたいという思いがあり、さらに3年課程で昼間部より1年早く就職できることが魅力で夜間部を選びました。

仕事と勉強の両立は大変?

正直大変です。専門的な学習や暗記が多いため、時間の使い方が大切になると思います。夜間部なので最初は生活リズムの変化や勉強の仕方など大変なことがたくさんありますが、先生や先輩をどんどん頼ることも大事だと思います。

夜間部入学を考えている方へ

夜間部はもちろん大変なこともありますが、幅広い年代の方々が集まるため、たくさんの刺激を受け、頑張ろうという気持ちになります。この環境で学んだ知識や技術は将来必ず役に立ちます。理学療法士になるため、ぜひ一緒に勉強を頑張りましょう!

野中奎輔の画像

理学療法学科 夜間部 在学生

野中 奎輔

学 歴:鹿本高校卒業

夜間部に入ったきっかけは?

3年課程で理学療法士の資格取得が出来ることに魅力を感じたことと、日中の時間を仕事や勉強、プライベートの時間に充てられる事が自分の生活スタイルに合っており、魅力を感じました。

仕事と勉強の両立は大変?

両立はかなり大変だと思います。夜間部は4年課程の昼間部に比べ、専門性の高い科目を短い期間で履修するため、予習・復習を行わないと授業に置いていかれます。そのため、国家試験や定期テストに向けて長期・短期の計画を立てる事や、理解出来なかった事を先生や友達に必ず確認し、理解していく事が大切です。

夜間部入学を考えている方へ

勉強量の多さから自由な時間を削らなければならない事も多いのですが、様々な経験や考えの同期達と生活することは自身の成長にもなり、流れに慣れてくると充実した毎日が送れて今はとても楽しいです。少しでも興味を持たれた方にはぜひオープンキャンパス等で夜間部の雰囲気を見てほしいと思います!

卒業生からのメッセージ

松村恵佑の画像

理学療法学科 夜間部 卒業生(2022年度)

松村 恵佑

学 歴:第一高校卒業

勤務先:熊本機能病院

私は高校卒業後、全く別の道を目指していましたが、理学療法士という職業に興味を持ち、この学院の夜間部に入学しました。在学中、日中は病院のリハビリ助手として働き、夜授業を受けるというこれまで経験のない生活スタイルに苦労し、専門的な勉強の難しさを実感しながらも、幅広い年齢層のクラスメイトと協力し、定期試験や臨床実習などを乗り切りました。
夜間部の強みは、日中に病院などの臨床現場の一員として働き、経験を積みながら勉強に取り組めることです。臨床実習や就職後の現場では、学校での専門知識だけでなく、医療人としての立ち居振る舞いが必要になります。県内唯一の夜間部があるこの学院だからこそ、現場の経験と勉強を両立しながら理学療法士になるという夢に向かって進んでいくことができます。先生方はそんな私たちに様々な面でサポートやアドバイスをしてくださる、とても心強い存在でした。
現在は熊本機能病院の一員として、主に脳卒中や整形疾患を中心に日々多くのことを学びながら生活しています。学院で培った知識と経験があるからこそ今の自分があると思います。これからも理学療法士として患者様のために何ができるかを考え、生涯勉強を続けていきたいと思っています。

片渕功規の画像

理学療法学科 夜間部 卒業生(2021年度)

片渕 功規

学 歴:熊本学園大学付属高校卒業/大阪芸術大学卒業

勤務先:熊本託麻台リハビリテーション病院

私は介護職を5年経験した後に、関わる人たちの身体機能面にもっと専門的にアプローチし、より良い支援が行えるよう、スキルアップ・職域拡大のために夜間部に入学しました。
当時は35歳で家族もいましたので挑戦することに大変悩みましたが、家族が背中を押し支えてくれたので決断することができました。仕事や家庭と両立しながら、3年間という短い期間の中で専門的な知識を詰め込み、テストや臨床実習、国家試験、就職活動に臨むということは生半可なものではありませんでしたが、夜間部には様々な個性や年齢層の学生が在籍していますので、お互い刺激し合い切磋琢磨して乗り切ることができたように思います。また在学中はコロナ禍初期の時期にあり世の中が混乱している中での学生生活でしたが、私たちの不安を軽減してくれるよう先生や学院スタッフの皆様が工夫を凝らし親身に支えてくださったのでとても心強く感じました。
現在は、熊本託麻台リハビリテーション病院に勤務しており、地域に貢献するべく「生活の再構築」をテーマに掲げ、地域リハビリテーションに力を入れている職場になります。私は一般病棟に在籍しており、運動器疾患や脳血管疾患、神経難病など様々な方に対し、短い期間でより良いリハビリテーションを提供できるよう、先輩方にアドバイスを頂きながら自己研鑽している日々を送っています。医療、介護問わず貢献できるセラピストを目指し引き続き挑戦していきます。

アドミッション・ポリシー
入学者受け入れ方針

本学院の基本理念と本学科のディプロマ・ポリシー及びカリキュラム・ポリシーを踏まえ、次のような学生を求めています。

  • 1)自分の目指す夢をあきらめず、前向きに努力する人
  • 2)他者への思いやりを持ち、必要に応じたコミュニケーション能力や協調性を備えている人
  • 3)理学療法士を目指すしっかりとした動機と意欲がある人
  • 4)身体の運動のしくみに関心があり,基礎医学を学びたい人
  • 5)理学療法を通して社会へ貢献し、奉仕しようとする意欲を持つ人

カリキュラム・ポリシー
教育課程の編成・実施方針

本学科では、基礎分野、専門基礎分野および専門分野、臨床実習等を各年次において段階的・体系的に取得できるようカリキュラムを編成しています。他校にはない多様な演習科目の配置により国家試験科目等に限られず、学生が広く、深く、より専門的に学ぶことができ、そしてコミュニケーション能力、協調性及び自己解決能力を獲得できるカリキュラムを構成しています。また講義と演習・実習を関連づけ、理論と実践(臨床)を結びつけたカリキュラムとし、自ら理論と実践とを結び付けて考えることができるよう配慮しています。

ディプロマ・ポリシー
卒業認定に関する方針

本学科において卒業までに身につける資質・能力は以下のとおりである。

  • 1)理学療法士の仕事に誇りをもって取り組むことができる人
  • 2)理学療法士として必要な知識・技術を身につけ、臨床で活躍できる人
  • 3)社会性を育み,チームアプローチに必要なコミュニケーション力のある人
  • 4)理学療法を包括的に考え、理学療法の発展に寄与する研究活動ができる人