あたりまえの続き。

何も意識せず
普通にできていたこと。
顔を洗うとかご飯を食べるとか
趣味をたのしむことも。
自分にとってのあたりまえを
続けるためのお手伝い。
それがわたしにできることです。

作業療法学科の画像
学科名 作業療法学科
区分 昼間部
修業年限 4年
定員 40名
取得可能な資格 作業療法士国家試験受験資格
付与される称号 高度専門士

作業療法士とは

「こころ」と「からだ」の生活機能を向上させるスペシャリスト。
身体や精神に障害を持ち日常生活が困難な方に対し、作業活動やものづくりを通して訓練や指導を行います。原因を探し、その改善に向けて身体機能面・精神機能面・社会的機能面からの治療・支援を主軸として、福祉用具導入や住宅改修といった環境面からもアプローチしていきます。

学科の特長

本学科の講師は男女を問わず年齢も専門分野も個性豊かです。また、全員が臨床の現場や公的機関の委員、熊本県作業療法士会などで活躍しており、様々な情報をタイムリーに学生に提供することを心掛けています。高齢化が進む中、身体機能の維持回復はもちろんのこと、認知症の予防や改善など新しい領域もどんどん広がり、作業療法士への期待がますます大きくなっています。人が好きで人と繋がる仕事がしたい方、今までの自分をChangeすべく、作業療法士の資格取得にChallengeし、Chanceをつかみましょう。そして、作業療法士をCalling<天職>に!

作業療法 理学療法
身体障害
精神障害
発達障害
老年期障害
スポーツ障害

カリキュラム

作業療法評価学

生活動作に困難をきたしている原因が解らないと根拠に基づいた効果的訓練や支援ができません。この科目では、関節の動きや筋力の強さ、感覚障害の程度などを把握するための計測法や検査法を学習していきます。(山崎教授)

作業療法評価学の画像

基礎作業学実習

作業療法では陶芸や木工、革細工といった手工芸を使います。それらは身体機能の治療や訓練だけでなく、意欲や動機づけ、心理的な安心や安定のためにも利用します。この授業では作業療法で使われる様々な技法を学び、作品や治療道具を製作していく楽しい授業です!(赤石教授)

基礎作業学実習の画像

作業療法治療学

関連施設にご協力いただき、学生が考えた体操を行ったり(2年生)、利用者様・スタッフ様との会話を通して作業療法プログラムをつくる練習をします(3年生)。
コロナ禍ではリモートで実施していますが、臨機応変な対応が必要で実践的な経験を積むことができます。(赤石教授)

作業療法治療学の画像

精神障害治療学

精神疾患を有する対象者への作業療法の治療方法を学ぶ授業です。さまざまな精神疾患に応じた治療方法を座学で学ぶ以外に、臨床でよく用いられる療法やスキルを演習として学習し実践力を高めるトレーニングも行います。(河口教授)

精神障害治療学の画像

1年生時間割(2023年度実績)

下表は画面に収まらない場合、左右にスライドしてご覧いただけます。

前期
1限目
(9:00~10:30)
生命論理
2限目
(10:40~12:10)
運動機能学Ⅰ 人間発達学Ⅰ 情報処理学
3限目
(13:10~14:40)
基礎セミナー 作業療法学
概論
HR 臓器血管系
解剖生理学II
神経系
解剖生理学Ⅰ
4限目
(14:50~16:20)
神経系
解剖生理学Ⅲ
人間関係学 リハビリテーション
概論
臓器血管系
解剖生理学Ⅰ
後期
1限目
(9:00~10:30)
精神障害
評価学I
身体障害
評価学Ⅰ
運動機能学
Ⅱ・Ⅲ
2限目
(10:40~12:10)
福祉用具学Ⅰ 総合英語 人間発達学Ⅱ
3限目
(13:10~14:40)
生理学実習 基礎作業学
実習Ⅰ
作業療法学
概論演習
臓器血管系
解剖生理学III
4限目
(14:50~16:20)
コミュニケー
ション論
神経系
解剖生理学Ⅱ

在学生にインタビュー

城本 みやびの画像

作業療法学科 在学生

城本 みやび

学 歴:千原台高校卒業

この学院に入ったきっかけは?

設備が充実しており、国家試験の合格率が高かったのでこの学院を選びました。オープンキャンパスでは先生方と楽しく作業することができ、この先生方の元で作業 療法について学びたいと思ったのが入学のきっかけです。

勉強について

国家資格を取得するための勉強なのでもちろん難しい教科もありますが、先生方が熱心に指導をしてくださいます。授業をよく聴き、友達とも協力しながら取り組むことで、学力を向上させていくことができると思います。

これから作業療法士を目指す人へ

国家試験合格までの4年間、勉強は凄く大変ですが、就職すればとても安定した職業です。作業療法士は長く続けられるやりがいのある仕事なので一緒に頑張っていきましょう!

卒業生からのメッセージ

宮川芽久の画像

作業療法学科 卒業生(2022年度)

宮川 芽久

学 歴:熊本中央高校卒業

勤務先:江南病院

現在、江南病院に勤務しています。急性期病棟に配属されており、整形疾患、脳血管疾患や呼吸器疾患など様々な患者様のリハビリテーションに携わっています。同期や優しい先輩方に支えられ、とても充実した日々を送れていると感じます。
学生時代には、個性豊かなクラスメイトと先生方に支えられ勉強や実習に取り組みました。特に国家試験対策では作業療法学科全体で試行錯誤し、様々な勉強法や環境作りを試しました。大変でしたが一番の思い出です。
この学院は生徒と先生の距離が近い所が良い点だと思います。私自身在学中に悩んだこともありました。勉強や試験、実習も楽しいだけではありませんでした。それでも諦めずやり遂げられたのは、優しいクラスメイトと心強い先生方の存在が大きいと感じています。
まだまだ力量不足で学び続ける日々ですが、入学試験時と変わらず一人でも多くの患者様を笑顔にできるような作業療法士を目指して頑張ります。

アドミッション・ポリシー
入学者受け入れ方針

本学院の教育理念を理解し、共感し自ら社会人・医療人としての成長を欲する人を受入れます。

  • 1)医療人として基本的素質である他者へのいたわり、思いやり、優しさを備えた者
  • 2)対人サービスに就く上で、人との交流が好きでコミュニケーション能力がある者
  • 3)学生として規範的な態度、行動がとれる者
  • 4)作業療法学の修得に真摯で、また熱意を持って自発的に取り組むことができる者

カリキュラム・ポリシー
教育課程の編成・実施方針

国家試験合格できる知識・技術の修得を基本に臨床力向上のためのより高度な知識・技術の修得を図り、加えて医療人として崇高な倫理観を備えた人材育成をはかる。

  • 1)国家試験合格を見据えたStep by Stepの段階的カリキュラムの編成を行う
  • 2)座学と演習、臨床実習を有機的にリンクさせ即戦力としての臨床能力の向上を図る
  • 3)作業療法の対象となる各領域(病院・地域)と分野(身障・精神・発達・老年)のバランスの取れたカリキュラムと臨床実習プログラムを編成する

ディプロマ・ポリシー
卒業認定に関する方針

国家試験合格できる知識・技術の修得を基本に臨床力向上のためのより高度な知識・技術の修得を図り、加えて医療人として崇高な倫理観を備えた人材育成をはかる。

  • 1)生命の尊厳、他者への思いやりや優しさを基本に医療人としての倫理観を育成する。
  • 2)社会人として調和のとれた個性の育成を図る。
  • 3)より専門的な知識・技術の修得を図る。
  • 4)コミュニケーション能力を持ち、他者と協調し、自己の責任を全うできる人材の育成を図る。