学院について

About KCR

ヒポクラテスの木

和名:スズカケノキ(鈴懸木/篠懸木) 学名:Platanus orientalis(プラタナス・オリエンタリス)
スズカケノキは古くからヨーロッパ各地で植樹され、日本には明治時代に渡来しました。現在、公園樹や街路樹として広く植えられていますが、これらの多くはモミジバスズカケノキと呼ばれるスズカケノキとアメリカスズカケノキの交雑種です。しかし、2010年に本学院に植樹されたスズカケノキはちょっと違います。
ヒポクラテス(Hippocrates:BC460~375)は<医学の父>とも呼ばれるギリシャ・コス島生まれの大医学者です。医聖ヒポクラテスが大樹の下で医学の道を弟子たちに説いたと伝えられる、コス島に茂るスズカケノキの老大樹は<ヒポクラテスの木>と呼ばれています。「ヨーロッパで最も神聖な木」とも言われるこの木に由来するDNAを持つ子孫の株だけが<ヒポクラテスの木>と呼ばれ、現在日本には9系統・約230本が記録されています。
本学院のスズカケノキは、1969年に新潟市の整形外科医蒲原宏博士がコス島で採取した種から発芽させた、由緒正しい『蒲原株第1号の6』の系統となる、正真正銘の<ヒポクラテスの木>です。この木が大樹となって医療・福祉を志す学生たちを育て、励まし、見守ってくれることを私たちは心から願っています。

学院長あいさつ

学院長あいさつ
学校法人立志学園 九州中央リハビリテーション学院 学院長
医学博士 河野文夫

 九州中央リハビリテーション学院は、リハビリテーション・看護・介護の医療人を養成する熊本県下最大規模(学生定員数920名)の総合医療専門学校です。
 平成18年4月に作業療法学科と理学療法学科(昼間部・夜間部)を擁した高度専門士を養成する4年制の専門学校として開校しました。平成21年度から新たに3年課程の看護学科を、平成23年度からは2年課程の介護福祉学科を開設、さらに平成29年度から外国人留学生のための国際介護学科を設置しました。そして平成31年度からは社会人を含めた入学希望者の経済的便宜を図るために理学療法学科夜間部を4年過程から3年課程に変更しました。
 これまでに高い資質を持った、理学療法士、作業療法士、看護師、及び介護福祉士を社会に送り、約2300名の卒業生は社会人として全国各地の医療福祉の現場で活躍中です。
 本学院は、基本理念である『知育・体育・徳育』の基、理論と実践に裏打ちされた専門的な知識と技能を身につけるだけでなく、医療人として心豊かな人格の涵養も重要な柱と位置づけ、独自なカリキュラムを用意しています。
 いま、日々発展していくリハビリテーション・看護・介護に求められているのは、患者さんを中心としたチーム医療です。その中でお互いを認め合いながら、自分の考えを持ち、役割をきちんと果たすことのできる医療人が必要とされています。ひとの生命ときちんと向き合うことのできる医療専門職はすばらしい職業だと思います。
 感性豊かで高い志を持った方々が、本学院の一員となって私たちと共に学びあえることを期待しています。そして自ら学ぼうとする意欲と努力を惜しまない学生を求めています。
 3年前から世界中に猛威を振るい、多くの人命が失われている新型コロナ禍に対して、本学院でも感染対策委員会を設置し厳重な感染対策を行っています。手洗いの励行、体温測定に加えて毎日の体調管理報告など日常の感染対策に万全を期すとともに、以前より導入していたタブレット端末などを用いたリモート授業も行っています。さらに教師と質疑応答しやすい従来の対面授業を重視するなど学生の学習に十分な配慮を行っています。
 私たち九州中央リハビリテーション学院は、医療専門職を志している皆さんに敬意を表するとともにリハビリテーション・看護・介護への熱い思いを応援致します。

昭和23年 熊本市出身
昭和48年 東京医科大学 卒業
昭和48年 熊本大学付属病院第2内科 入局
昭和59年 熊本大学医学部第2内科 講師
昭和61年 アメリカ合衆国ミネソタ州立大学 臨床腫瘍部門 留学
平成元年 国立熊本病院 内科医長
平成 5年 国立熊本病院 臨床研究部長
平成20年 国立病院機構熊本医療センター 副院長
平成24年 国立病院機構熊本医療センター 院長
平成29年 国立病院機構熊本医療センター 名誉院長
平成29年 九州中央リハビリテーション学院 学院長

<専門分野>
 血液内科、造血幹細胞移植、総合内科、院内感染、国際医療協力

<専門医など>
 日本臨床内科医学会 認定医
 日本内科学会 総合内科専門医
 日本血液学会 指導医・専門医
 ICD(インフェクション・コントロール・ドクター)
 日本血液学会 功労会員
 日本造血細胞移植学会 功労会員
 産業医

<役職・その他>
 元熊本大学医学部 臨床教授
 熊本県内科医会 副会長
 熊本近代史研究会 編集委員
 熊本・観光文化検定 1級

<主な著書>
 『造血幹細胞移植の看護』(編:南江堂)
 『院内感染対策マニュアル』(分担:南江堂)
 『院内感染の手引き-MRSAに注目して』(分担:南江堂)
 『末梢血幹細胞移植の実際』(分担:南江堂)
 『新訂 感染症と生体防御』(分担:放送大学振興会)
 『院長室便り』(熊本出版文化会館)
 『近代における熊本の人物群像:明治の論客、対外硬の言論人 国友重章』(分担:熊本出版文化会館)など

基本理念・教育目的・運営方針

基本理念

基本理念

教育目的

本学院は、教育基本法および学校教育法に従い、
専門職として必要な知識・技能・態度を教授し、
あわせて職業倫理をはじめ豊かな教養と人格を涵養し、
保健・医療・福祉の分野に貢献する有能な人材を育成することを目的とする。(学則第2条)

運営方針

<学院づくり指針>
・穏やかな学院
 知的躍動が漲り、医学を習得し育てる学院
・健やかな学院
 他者を支え、寄り添う幹を伸暢し育てる学院
・美しい学院
 感性が迸り、倫理観を涵養し育てる学院

<教育指針>
・全ての学生を適切に指導し、明確な将来像を示し、目標達成に導く。
・生命の尊厳を尊重し、他者を敬い、多様な社会で協働・協調できる人材を育成する。
・問題発見能力と問題解決能力をもつ人材を育成する。
・粘り強く、あきらめない心を育み、自己の責任を全うする人材を育成する。
・社会性を育み、良き市民として自らを律し、自省自立できる人材を育成する。

<職員行動指針>
・人間力・教育力・専門力の向上に邁進する。
・個々の人格を尊重し、多様性を認め、各々が能力を発揮できる環境整備に努める。
・それぞれの専門分野を通し、広く社会に貢献する。
・社会の一員を自覚し、良き市民として、職業人として、自らを律し自省自立の精神を持つ。

アドミッションポリシー

本学は平成18年に開学した、医療系の専修学校です。広く社会に貢献し,高い資質を持った、理学療法士、作業療法士、看護師、及び介護福祉士を養成しています。
本学院は、自ら学ぼうとする意欲と努力を惜しまない学生を求めております。その為には広い視野を持ち、真摯に討論や対話ができ協力し合える能力を備え、また身に付けようと考えている人を広く求めております。
本学院の基本理念である、「知育・徳育・体育」の基、理論と実践に裏打ちされて専門的な知識と技能を身につけるだけでなく、医療人として心豊かな人格の涵養も重要な柱と位置づけ、独自なカリキュラムを用意しています。感性豊かで高い志を持った方々が、本学院の一員となって私たちと共の学びあえることを期待します。

学院概要

国が定める最低履修単位は理学療法/作業療法学科93単位、看護学科97単位、介護福祉学科1850時間です。高度専門士の称号が取得できる本校の理学療法/作業療法学科の履修単位は理学療法学科昼間部142単位・夜間部4年課程132単位、作業療法学科141単位となっています。
各学科それぞれにおいて教養および基本的な知識・技術の修得はもちろんのこと、分野ごとの専門的研究、探求力の向上を意識した質の高いカリキュラムを用意いたしました。各学科・各学年においてクラスでは担任制を採用しており、学生がいつでも気軽に質問・相談しやすい環境を作っております。

課程名 区分 学科名 修業年限 単位数・時間 入学定員 総定員
医療専門課程 昼間部 理学療法学科 4年 142単位・3660時間 80名 320名
医療専門課程
夜間部 理学療法学科 3年 120単位・3180時間
40名 120名
医療専門課程 昼間部 作業療法学科 4年 141単位・3660時間 40名 160名
医療専門課程 全日制 看護学科 3年 98単位・3000時間 80名 240名
教育・社会福祉専門課程 昼間部 介護福祉学科 2年 72単位・1905時間 40名 80名

第三者評価

本校は一般社団法人リハビリテーション教育評価機構の認定校です

第三者評価

沿革

平成16年7月28日 学校法人立志学園設立準備室設置
平成17年7月15日 財団法人立志学園設立準備財団の設立許可
平成17年10月15日 第1回入学試験
平成18年1月31日 校舎(1号館)竣工
平成18年3月1日 学校法人立志学園 設立認可
平成18年3月2日 学校法人立志学園 設立
平成18年3月8日 九州中央リハビリテーション学院 理学療法士作業療法士養成施設の指定
平成18年4月1日 九州中央リハビリテーション学院 開校 (熊本市本山3丁目3番84号)
岡崎禮治 初代学院長に就任
平成18年4月6日 作業療法学科・理学療法学科昼間部・理学療法学科夜間部 第1期生 126名入学
平成19年2月22日 理学療法学科夜間部  専門士称号付与認可
平成19年2月28日 理学療法学科昼間部 作業療法学科 高度専門士称号付与認可
平成20年12月25日 看護師養成施設の指定
平成21年3月10日 2号館 竣工(熊本市本山3丁目3番87号)
平成21年3月19日 理学療法学科 昼間部 入所定員変更(40名→80名)の承認
平成21年4月1日 児玉公道 2代学院長に就任
平成21年4月2日 看護学科 第1期生 43名入学
平成22年2月26日 看護学科 専門士称号付与認可
平成22年2月26日 理学療法学科夜間部 高度専門士称号付与認可
平成22年3月7日 作業療法学科・理学療法学科昼間部・理学療法学科夜間部 第1期生 102名卒業
平成22年3月15日 社団法人日本作業療法士協会 認定校登録
世界作業療法士連盟(WFOT) 認定校
平成23年2月2日 3号館 竣工(熊本市本山3丁目3番70号)
平成23年3月9日 介護福祉士養成施設の指定
平成23年4月8日 介護福祉学科 第1期生 44名入学
平成23年12月22日 介護福祉学科 専門士称号付与認可
平成24年1月12日 看護学科 入所定員変更(40名→80名)の承認
平成24年3月9日 看護学科 第1期生 36名卒業
平成25年3月9日 介護福祉学科 第1期生 39名卒業
平成27年3月30日 一般社団法人リハビリテーション教育評価機構認定
(作業療法学科・理学療法学科昼間部・理学療法学科夜間部)
平成28年2月19日 文部科学省 職業実践専門課程認定
(作業療法学科・理学療法学科昼間部・理学療法学科夜間部・介護福祉学科)
平成29年2月24日 文部科学省 職業実践専門課程認定(看護学科)
平成29年4月1日 国際介護学科 設置
河野文夫 第3代学院長に就任
平成29年4月6日 国際介護学科 第1期生 6名入学
平成30年4月1日 理学療法学科 夜間部4年課程 募集停止
平成31年4月1日 理学療法学科 夜間部3年課程 設置
平成31年4月5日 理学療法学科 夜間部3年課程 第1期生 32名入学